こんにちは、スティーブです。
日本で一番売れているクロスバイク、ジャイアントのエスケープR3 2024年モデルがついに発売されました!
エスケープR3の2024年モデルは、2023年モデルからどう変わったのか? その違いをがっつり解説します。
エスケープR3 2024モデルの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
まず2023年モデルについて詳しく知りたい人は、こちらからどうぞ↓
2024年モデルのこれまでと違うところ
出典:GIANT
エスケープR3の2024年モデルは、
ベストセラークロスバイク「エスケープ R3」がフルモデルチェンジ。
日本のサイクリストのために日本人がデザインした新型エスケープR。
と公式が謳うだけあって、これまでとはいろいろな点が違っています。
その違いは、主に以下の6つです。
1. カラーバリエーション
エスケープR3の2024モデルは、新しい全5色のカラバリとなりました。
出典:GIANT
2023モデルのブルートーン、キャンディレッド、ブラックトーン、ホワイト、ティールから一新され、2024モデルはブルー、レッド、ブラック、ホワイト、ダークグリーンがお目見えです。
これまでのブルーやレッドがスモーキーな中間色だったのにくらべて、今回のブルーとレッドは原色寄りのパキっとした色合いで、正直好みの別れるところかもしれません(個人的にはちと微妙)。
ただ今回のカラーで気になるのはやはり、このダークグリーンですね。
出典:GIANT
フレームはもちろんサドルやタイヤのカラーまで他と違っていて、アーバンライクなお洒落さに振った感じ
(ちょっとライトウェイっぽいかも)。
これまでのエスケープとは明確に一線を画したカラーリングで、より大人向けのクロスバイクに仕上がっていると思います。
うん、これはなかなか熱い感じ。
2. フレーム
エスケープR3の2024モデルは、フレームのデザインが一新されています。
まずこっちが、これまでの2023モデル。
出典:GIANT
で、こっちが2024モデル。
出典:GIANT
おわかりでしょうか。
ぱっと見ではわかりにくいんですが、トップチューブやダウンチューブを中心に、フレームのどの部位もほとんどが円柱型(あるいは円柱より)になっています。
エスケープR3といえばやはり、各部位ごとにだんだんと扁平になっていく、あのこだわりを感じさせるフレーム造形が好きだったので、これまたちょっと微妙かなーという印象。
そして、シートステーがトップチューブとぴったり同じ位置で交わる形に。
ちなみに、2019年モデルがこれと同じ形でしたね。
出典:GIANT
(……一周回って戻ってきた感じ?)
2024モデルのフレームは、総じてかなりシンプルでプレーンな仕上がりになっていると思います。
さらに細かいことですが、フロントフォークがクロモリからスチールへと変更されています。
……これもまた正直に言えば残念なポイントですね。クロモリにくらべてスチールは強度が劣る分、厚く重くする必要があるはずなので。
3. ジオメトリ
エスケープR3の2024モデルは、ジオメトリも変更されています。
出典:GIANT
まあ相変わらずジオメトリの話題は頭が痛くなってくるんですが(デカ声)
どこがどう変わっているのかをざっと挙げると、
- XXSサイズのホイールベースが1mmだけ長くなっている(以下単位はすべてmm)。
- 全サイズ、スタックが519、539、562、588から、528、549、571、597と高くなっている。
- 全サイズ、リーチが366、381、384、397から、364、378、381、394と短くなっている。
はい、ピックアップしてもなんのこっちゃですね。
というわけで、これらのジオメトリの変更が車体にどんな影響を与えるのか考察してみると。
ホイールベース(前後輪間の長さ)が変わらないのにリーチ(ハンドルとの距離)は短くなり、スタック(ハンドルの高さ)は高くなっているわけで、これはざっくり言って、これまでよりも乗車姿勢がアップライトになったということです。ほんの数ミリの変更と侮るなかれ。それだけでも結構乗り味って変わるので。
要するにカジュアル向け、乗車時の快適性を増すための変更と言えますね。
とはいえ、乗り心地に関しては、そもそもサドルの高さがかなり影響します。サドル位置の調整について気になる人は、こちらを↓
4. タイヤ幅
エスケープR3の2024モデルは、タイヤ幅が32Cへ変更されています。
出典:GIANT
これまではタイヤ幅は30Cでした。
とはいえ、それも2020年モデルのときに28Cから太くなったものなので、今回はそこからさらに太くなったことになります。
タイヤが太くなるとスピードは落ちますが、その分地面からの突き上げがゆるくなるし、段差を乗り越えるときにも楽です。
これも明らかに乗車時の快適性を増すための変更と言えそうですね。
5. パーツ構成
エスケープR3の2024モデルは、パーツも結構変更されています。
まずブレーキセットが、これまでのテクトロのミニVブレーキ(RX1)から、同じテクトロのアームの長いVブレーキ(TK837AL)に変更されました。
理屈で言えば制動力は上がるはずなので、これは素直にナイスな変更です。
次に、ホイールのクリックリリースが復活しました。これまでクイックリリースがオミットされていたので、これもナイスだと思います。メンテが手軽にできるのは正義です。
そして、グリップがエルゴグリップからコンフォートグリップへ。まあ要するに普通のグリップです。これはぶっちゃけコストカット目的でしょうね。
出典:GIANT
さらにサドルがユニクリップ非対応になりました(ユニクリップはライトやサドルバッグといったジャイアント製アイテムが装備しやすいサドル)。これもまたコストカッ(以下略)。
あとはシートポストやギアクランクも地味に変わっています。ジャイアント内製のものなので、使い心地自体は同じだと思いますが、カラーリングが黒になっているので印象がだいぶ違いますね。
6. 価格
エスケープR3の2024モデルは、価格が変更されています。
具体的には、
- 2023モデルが79,200円(税込)
- 2024モデルは66,000円(税込)
実質13,200円の値下げ
となります。
やったぜー!
いやー、全国のクロスバイクユーザーの皆さん、ひとまず耐え忍んだ甲斐がありましたよ……。
とは言っても、いろいろとコストカットした上での価格なので、「正直まだちょっと高価いかなー……」という気がしないでもないんですが、ひとまず朗報と言えるかと思います。ここは素直に喜んでおきましょう!
(というか、ぶっちゃけ79,200円はやっぱ高価すぎたったってばよ)
エスケープR3 2024年モデルの総評
というわけで、エスケープR3の2023年と2024年モデルの違いを紹介しました。
今年のモデルはこれまでにくらべてかなりの数の変更点があった、と言えますね。
それらを踏まえて、「エスケープR3の2024モデルはどんなクロスバイクに仕上がっているのか?」なんですが。
これはもうはっきり「さらに街乗り向けになった」と断言できます。
よりアップライトに乗れるように調整されたフレームジオメトリ、衝撃が少なくなるように太くなったタイヤ幅への変更はもちろん、シンプルでプレーンなルックスやアーバンライクなカラーリングの投入もその一環だと思います。
エスケープR3は2019→2020年、2021→2022年と、二度大きくカジュアル向けに舵を切っていますが、今回はさらにその流れを踏襲したモデルチェンジだと言えますね。
とはいえ、そんな中でもクリックリリースが復活した点には、スポーツバイクとしての矜持もうかがえるんじゃないでしょうか。
そして何より、価格がぐっと下がったことは朗報だと前向きに捉えたいと思います。
とはいえ、コストカットがされている現状を鑑みれば、コスパ的にはもう一歩。それならいっそ廉価版パーツでコストダウンされたエスケープR4も検討の対象になるのかもしれません↓
(とはいえ、僕個人はエスケープR3推しですが……)
もしエスケープR3にそこまでこだわりがない人には、僕が乗っているジオスミストラルもおすすめ。フルシマノスペックなのに価格は61,000円(税込67,100円)というコスパ最強のクロスバイクです。
ミストラルの詳しい解説はこちらを↓
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