ハロー、スティーブです。
先日、中学校に入学したばかりのお子さんを持つ親御さんと話していたんですが、こんなことを言われて、思わず「はい!?」と大声を出してしまいました。
「子供の自転車代、12万円かかったんだよね……」
いやいやいや、さすがに高価すぎんか!? 12万円あったらエントリーモデルのロードバイク買えるぜ!?
ただ詳しく聞いてみると、どうも通学用の自転車は地域の自転車屋さんが横並びで値付けするため、そういった高止まりの傾向にあるようで。
もちろん間違いのない買い物ができるのだから、それだけのお金を払う価値がない、とは言いません。
ただ、やはり10万円越えというのは、いささかぎょっとしてしまう価格です。
そこで。
今回はいち自転車好きとして、実勢価格3~5万円で買えて、男子女子問わず中学生や高校生に人気かつおすすめな自転車を3つ、実に30台以上を見比べた中から厳選して紹介します。
通学用の自転車を探している、どこで買うか迷っている中学生や高校生の生徒さんは、ぜひ参考にしてください。
通学用自転車の条件とは?
中学生や高校生の通学用自転車として必要十分な条件とは何か? ざっと挙げてみると、こんなところじゃないでしょうか。
- 鍵(リング錠)
- ライト
- 変速
- きっちり制動のかかるブレーキ
- 最低でも三年間は乗れる耐久性のあるフレーム
まあ鍵、ライト、変速、ブレーキに関しては、どのメーカーのものでも、ぶっちゃけそれほど差はありません。スポーツバイクなら変速やブレーキはかなり重要ですが、さほどスピードが出るわけでもない通学用のシティサイクルであれば、変速の段数やブレーキの種類(リム式やドラム式など)も、それほど大差はないはず。
ただ、やはり考慮すべきはフレームの耐久性です。
例えば、件の親御さんが購入した自転車がこちら↓のブリヂストンのアルベルトでした。
いや、わかるんですよ。アルベルトのフレームは「6年保証」を謳っている代物だし、ベルトドライブもメンテナンスが少なくて済みます(チェーンではなくベルトなので錆びない)。中学入学から高校卒業まで使うことを前提にするのであれば、まあ間違いのない買い物ではあります。通学用自転車は雨の日も風の日も毎日使うわけで、かなり傷みやすいですし。どうせ学生さんはフレームを拭いたりなんてしないですしね(経験談)。
ただ。
中学から高校にかけて、自転車のサイズが合わなくなる可能性はゼロじゃありません。実際、僕自身は中学から高校に上がるとき、普通にサイズが小さくなったので買い換えました。
つまり、6年間絶対に乗る!と決め込んで高級自転車を買うと、想定外の事態に陥る可能性もあるのでは、と言いたいわけです。
さらに通学用自転車には盗難のリスクもあります。悲しいことですけど、結構心当たりのある人も多いんじゃないでしょうか。アルベルトには三年間の盗難補償(購入から三年間は3300円で同じ自転車を買い直せるというもの)が付帯していますが、補償が切れた四年目、五年目に盗まれる可能性もないとは言えないわけで。
以上から、僕はフレームの耐久性は3年間は確実に乗れるものではあっても、絶対に6年間補償されたものではなくてもいい、と考えています。というか、むしろ長く持たせたいのであれば、雨に濡れたフレームはさっと拭く、ぐらいの簡単なメンテナンスのほうが重要で、そうすれば自転車はよっぽど長持ちします。
というわけで、以上の条件に当てはまり、3~5万円内に収まる人気の自転車を3つ、30台以上を比較した上で厳選してみました!
おすすめの通学用自転車3選はこれだ!
1. ブリヂストン エブリッジL
出典:BRIDGESTONE
まず1つ目がこちら、ブリヂストンのエブリッジLです。
エブリッジはブリジストンの自転車の中でも買い物用に位置付けられているモデルですが、通学にも充分な機能性があります。UとLという2モデルがあって、Uがリアキャリアにバスケットを搭載したカジュアルモデル、Lがアルミフレームを採用したより軽快に走れるモデルです。通学には断然後者をおすすめします。
アルベルトのようなベルトドライブではないんですが、同じブリヂストン製の自転車なので、まさに質実剛健の大正義な一台と言えますね。
- リング錠
- 自動ライト
- 3段シフトの変速
- リム式のフロントブレーキとローラー式のリアブレーキ
といった条件通りの必要十分なスペックを備えていて、実勢価格はおよそ43,000円(税込)。
ぶっちゃけそこまでこだわりがなく、「通学用の普通の自転車が欲しい」という人は、真剣に、
「エブリッジでいい! エブリッジがベスト!」
だと僕は思っています↓
迷ったら間違いなくこいつでOKですね。
2. チャクル シークライト通学
出典:CHACLE
続いて2つ目がこちら、チャクル(CHACLE)のシークライト通学です。チャクルは武田産業が製造しているシティサイクルのシリーズです。
武田産業の名前は聞き慣れない人も多いかもしれませんが、まさに知る人ぞ知るメーカーで、スポーツバイクの製造や、折り畳み自転車の雄であるDAHONの日本正規代理店も務める会社ですね。
鍵やライトなどはエブリッジと同じく必要十分な条件をそろえているんですが、実はチャクルには一つおもしろい特徴があります。
それはずばり、自社製のエアレスタイヤです。
出典:CHACLE
ぱっと見でわかる通り、エアレスなので空気入れの必要がなく、またパンクの恐れもありません。
いやこれ、すごくないですか!?
従来のエアレスタイヤは重かったり、小石なんかを踏むと形が変わって乗り味がおかしくなったりすることもあったんですが、チャクルのそれは高分子ポリマー素材で、普通のチューブタイヤと遜色ない重さや性能を実現しています。
通学中にパンクしたりすると、それだけで立ち往生してしまうので、そういったリスクを排除できるのは、かなりのアドバンテージじゃないかと思いますね。
ちなみに実勢価格はおよそ39,000円(税込)といったところ↓
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3. ジオス レクロ
出典:GIOS
最後の3つ目がこちら、ジオス(GIOS)のレクロ(LECRO)です。
ジオスはイタリアのスポーツバイクメーカー。僕も同社製のクロスバイクであるミストラルを日々愛用中です。
そんなジオスのラインナップの中でも、レクロはより日常使いに特化したクロスバイクですね。
通学用の条件をすべて満たした上で、さらに特徴として挙げられるのは、何と言ってもスポーツバイクとしての軽快な乗り味が味わえる、という点でしょう。
フレームやパーツに関してはさすがにダウングレードされていますが、それでも普通のシティサイクルとは段違いの軽さと走行性であることは間違いないです。実際、エブリッジLの重量が20kgであるのに対して、レクロは11kg程度しかありません。
実勢価格はおよそ50,000円(税込)といったところでしょうか。最近はクロスバイクで通学している生徒さんもよく見かけるので、変に浮いたりもしないはず↓
スポーツバイクの乗り味は一度知ると病みつきになるはずなので、ぜひ候補に加えてほしいなと個人的には思います。
(とはいえ、このスペックのスポーツバイクに五万円払うのなら、もう一万円だけ加えてミストラルを検討してもいいんじゃないかとも思わないでもないんですが……↓)
まとめ
通学用自転車は毎日使うものですし、妥協しておかしなものを買いたくないのは当然です。ただ、あまりに高価すぎるのもやっぱり考え物。
- エブリッジL
- シークライト通学
- レクロ
今回紹介した三台は、どれも成長期の中学生、高校生の生徒さんに合わせた「サイズ感」「安全性」「使いやすさ」を兼ね備え、それぞれ人気があり、価格もお手頃な、間違いのない自転車ばかりです。しっかりと検討の上、ぜひ納得の一台を見つけてください。
購入は、信頼できる実店舗があればぶっちゃけそこで買うのが一番だと思います。ただ、やはりネットで購入するほうが送料込みでも定価を大きく割り込んでくるので、間違いなく通常よりお得ではあります。ぜひ一度価格だけでも確認してみてください。
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リーズナブルかつ必要十分な性能の自転車で、ぜひ快適な通学を!
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