ハロー、スティーブです。
ミストラルのディスクブレーキモデルが、GIOS MISTRAL DISC(ジオス ミストラル ディスク)です。
実はミストラルディスクには、ブレーキ以外にも通常のミストラルと違う点があることをご存知でしょうか。
今回は、それらを詳しく解説していきます
ミストラルをディスクブレーキモデルにするべきか悩んでいる人、ミストラルディスクの詳細なスペックや評判、評価が知りたい人はぜひ参考にしてください。
ミストラルディスクには機械式と油圧式がある
ミストラルディスクには以下の3つのモデルがあります。
まず1つ目のモデルがMISTRAL DISC MECHANICAL(ミストラルディスク メカニカル)。
出典:JOB International
その名の通り、機械式ディスクブレーキを搭載したモデルです。
そして、2つ目のモデルはMISTRAL DISC SHIMANO(ミストラル ディスク シマノ)。
出典:JOB International
さらに、3つ目のモデルがMISTRAL DISC ALEX(ミストラル ディスク アレックス)。
出典:JOB International
、ミストラルディスク アレックスは油圧式ディスクブレーキを搭載したモデルです。
このように、ミストラルディスクは機械式ブレーキのメカニカル、油圧式ブレーキのシマノ、アレックスの3モデルがリリースされています。
ディスクブレーキは総じて、Vブレーキよりも制動力が高く、利きも天候に左右されにくい、というメリットがあります。
では以下、通常のリムブレーキモデルとの違いを、それぞれ詳しく解説していきます。
ミストラル通常モデルの詳しいレビューについてはこちら↓をどうぞ。
ミストラルディスクの通常モデルとの7つの違い
1. カラーバリエーション
ミストラルディスクは、通常モデルとカラーバリエーションが違います。
まず通常モデルのカラーはこちら。
出典:JOB International
ブルー、ブラック、ホワイト、グレーの4色展開
です(時期によってはこの他にも、シルバー、オレンジ、サクラといった限定カラーもあります)。
ジオスブルー、ブラック、グレーの3色展開です。
出典:JOB International
さらに、シマノのカラバリはこちら。
ジオスブルー、ブラック、グレー、パープル、スカイブルーの5色展開です。
出典:JOB International
……なんでシマノだけ2つも多いんですかね?(まじで謎)
毎年言ってますが、個人的にはホワイトがないのが寂しいんですよね。需要、結構あると思うんだけどなあ。
2. ジオメトリ
ミストラルディスクは、通常モデルとジオメトリが違います。
まずは両者のジオメトリをご覧ください。
左がミストラルディスク(メカニカル、ハイドロリックともに共通)、右が通常モデルです。
出典:JOB International
いやー、相変わらずジオメトリは見ていて頭が痛くなりますね!
……といった冗談はともかく。
両者のジオメトリをくらべてみると、ミストラルディスクは通常モデルよりヘッドチューブが長くなっています(それ以外のジオメトリ変更はなし)。
つまりミストラルディスクは、通常モデルよりハンドルバーが少し高くなるはずなので、ややアップライトな姿勢で楽に乗れると思います。
さらに、これにはもう一つ別の理由があるのですが、それは次の項目で。
3. サイズバリエーション
ミストラルディスクは、通常モデルとサイズバリエーションが違います。
左がミストラルディスク(これもメカニカル、ハイドロリックともに共通)、右が通常モデルです。
出典:JOB International
ご覧のように、ミストラルディスクには400サイズがありません。
その分、430、480、520の3サイズとも、サイズアダプテーションの幅が広がっています。ヘッドチューブを長くした理由はおそらくこれでしょう。別のフレームを用意するのではなく、ヘッドチューブを長く、トップチューブのスローピングを大きくして、3サイズだけで幅広い身長に対応するためです。
いわゆるコストカットなわけですが、フレームやパーツそのもののコストを落としているわけではないので全然アリだと思います。
4. パーツ構成
ミストラルディスクは、通常モデルとパーツ構成が違います。
左がメカニカルとアレックス、中央がシマノ、右が通常モデルのパーツ構成表です。
出典:JOB International
といってもわかりにくいのでさくっとまとめてみると、主な違いは以下の3つです。
1.ディスクブレーキ
通常モデルはご存じVブレーキですが、ミストラルディスクにはディスクブレーキが搭載されています。
メカニカルに搭載されているのがこちら、シマノの機械式ディスクブレーキ「BR-TX805」。
そして、アレックスとシマノに搭載されているのはこちら、シマノの油圧式ディスクブレーキ「BR-MT200」です。
さすがは「フルシマノのミストラル」。ディスクモデルでもそのスピリットは健在で嬉しい限りですね。
2.ホイール
通常モデルはシマノの完組ホイール「WH-R501」が採用されていますが、
ミストラルディスクにはそれぞれ別のディスク用ホイールが採用されています。
メカニカルとアレックスに搭載されているのは、台湾のホイールメーカーであるアレックスリムズ製のリムにシマノのハブを組み合わせたホイール。
ハブがシマノ製なのはかなり嬉しいですね。回転系パーツは自転車の心臓なので。
そしてシマノに搭載されているのは、シマノのディスク用完組みホイール「WH-RX010」。
より軽いホイールになっているので、こちらはさらに嬉しいパーツ構成になっています。走破性に関しては文字通りピカイチじゃないでしょうか。
3.タイヤ
出典:JOB International
通常モデルはKENDAの700×28Cタイヤ「K-193」が採用されていますが、ディスクは(以下略)。
メカニカルはVITTORIAの 700×32Cタイヤ「ZAFFIRO」。
シマノ、アレックスはKENDA「K-193」。これはVブレーキを搭載した通常のミストラルと同じですが、太さはメカニカルと同じく700×32Cになっています(通常のミストラルは28C)。
ミストラルディスクは3モデルともにタイヤが太く、その分、走りの軽快さは損なわれるものの、突き上げが緩和されるので乗り心地はいいはず。
クロスバイクの街の乗り向け化が顕著な昨今、この仕様はある意味自然なことかもしれません(とはいえ、個人的にはクロスバイクはある程度のスポーティーさを持ち続けてほしい派なんですが)。
ちなみにこの3つ以外にもヘッドパーツ、ステム、ハンドルバー、シートポストなどが違っていますが(このおかげでシートポストとハンドルのカラーリングが違います)、走りそのものに影響はないと思います。
5. 重量
重量の違いは、
通常モデルが、10.8Kgなのに対して、
シマノが11.6kg。
です。
ディスクモデルのほうが、やっぱりちょっと重いですね。1kg前後の重量の違いはやや気になるところですかね。軽量化しまくったロードバイクならいざ知らず、このグレードの初心者向けクロスバイクでは走る分には誤差の範囲、という人もいるかと思いますが。
ただ自宅がマンションなどで、自転車を階段で担いで上り下りしたりする場合には、さすがに検討が必要かもしれません。
6. 価格
価格については、ちょっと特筆すべき自体が起こっています。
まず具体的な価格を紹介すると、
通常版が、
- 税込75,900円。
です。
なんと通常版とメカニカルの価格が同じなんですよね。
ミストラルはネット販売が可能なので、基本的に実勢価格は定価よりも大幅に下回ることが多いです。なので、実際の価格は店舗ごとに異なりますが、結構これは見過ごせない事実でしょう。
。試しにこちら↓で実際に価格を確認してみてください。
ミストラルディスクの総評
出典:JOB International
細かいところからそうでないところまで、以上6つの違いがあるミストラルディスク。はたして、通常モデルとくらべてどんなクロスバイクに仕上がっているのでしょうか?
カラバリやサイズのオミットという辛さはありますが、ジオメトリの変更による乗車姿勢のアップライト化、タイヤが太くなったことによる突き上げの緩和で、より場所を選ばない、初心者が乗りやすい自転車になっていると思います。
ただパーツ構成こそディスク仕様に変わっているものの、走りに関係するBBやホイールハブといった回転系まで含めて「フルシマノ」という大盤振る舞いは変わらずで、乗り味自体は通常モデルと同じくスポーツバイクの軽快さを存分に味わえるものになっています。
価格は、メカニカルが税込75,900円、アレックスが税込82,500円、シマノが税込90,200円となかなかお安いものではないですが、実勢価格は間違いなくそれを下回りますし、何より通常版とメカニカル
の価格が同じ、というのはなかな選択肢の幅を広げてくれるんじゃないでしょうか。
というわけで、通常モデルと同じくミストラルディスクも間違いなくおすすめできる逸品だと思います。
その上で、メカニカル、アレックス、シマノのどれにするか迷っている人はこちら↓を、
そもそもディスクブレーキモデルを買うべきかどうか迷っている人はこちら↓を、参考にしてください。
信頼できる実店舗があればぶっちゃけそこで買うのが一番ですけど、ネットで購入する場合は、やっぱりワイズロードオンライン
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