グッドモーニング、スティーブです。
クロスバイクを購入したとき、まず何よりも気をつけてほしいのが盗難です。自転車の盗難は本っ当に多く、全国で頻発しているので、しっかり対策を取りたいところ。
ただあちこちで紹介されている盗難対策には、手間や費用が結構かかって、実践するのが大変なものもあります。
そこで今日は、誰でもすぐに取り入れられる、簡単かつ効果的な5つの盗難防止対策を紹介します。僕自身も実践しているもので、これを取り入れてから自転車の盗難には一度も遭っていません。
どれか一つでも取り入れれば、盗難の確率を格段に下げることができるはず。あまり費用や手間をかけずにクロスバイクなどのスポーツバイクの盗難対策をしたい人は、ぜひ参考にしてください。
自転車泥棒は二種類いる
自転車泥棒には、主に次の二種類がいます。
- 利用目的
- 転売目的
利用目的とは要するに、ぱっと目についた自転車を、「あ、なんかこれ恰好いいじゃん」とか、「目的地まで乗っていくか」と考えて、盗んだり勝手に乗り捨てたりする連中のことです。いやー、僕も高校時代に鍵をかけ忘れて、学校の駐輪場で自転車盗難されたことがありましてねー……、今思い返しても死ぬほど悔しいわ腹立たしいわでもう……。
失礼、話が逸れました。
ともあれ、こういう連中に関してはそこまで危険はありません。僕のように迂闊にも鍵をかけ忘れなければ大丈夫です。
問題は転売目的の連中です。こちらは、なんと鍵を破壊してクロスバイクを盗もうとします(怖い)。
この泥棒から自転車を守ることが対策の目的になります。
「クロスバイクは狙われにくい」はウソ!
以前は、
「クロスバイクはロードバイクにくらべてフレームもパーツも安いから、転売目的では狙われにくい」
と言われていました。ですが、近頃はちょっと状況が違ってきています。
というのも、以前は転売目的の場合、主に海外に出品するというやり口がメジャーでした。いわば転売はそこそこ敷居が高かったわけです。そのためロードバイクより価格の低いクロスバイクを盗んでも旨味が少なく、スルーされる傾向にありました。
けれど今はメルカリなどのフリマアプリを利用することで、個人での転売もお手軽になりました。そのため、クロスバイクもどんどん狙われ始めています。
なので、
「クロスバイクもロードバイク同様に狙われる」
そんな意識を持っておいたほうがいいと思います。
ともあれ、以下の簡単な対策を取るだけで大丈夫なので、ぜひご一読をば。
簡単で効果的な5つの盗難防止対策
1. 2本の鍵で前輪と後輪をロックする
これはもうよく言われている基本中の基本ですが。
鍵を2本にすることで、盗難のリスクを格段に下げることができます。
とはいえ、一体どんな鍵を使えばいいのか?
僕はメインとして使う1本は、チェーンロックをおすすめしています。
僕が使っているチェーンロックはARCH GLOBAL 自転車チェーンロック。強度が高いのに軽量級で、しかもかなり安いという逸品です。
詳しい紹介記事はこちら。ぜひ参考にしてください。
まあ強度の面だけで言えば、U字ロックやブレードロックのほうが上ではあるんですが、
地球ロックのしやすさや持ち運びやすさといった取り回しのことを考えると、やっぱりチェーンロックが一番かな、と。
もう1本のサブはチェーンロックより軽めの鍵でOKです。2本ともチェーンロックにしてしまうと、重いしかさばるし、やはり取り回しが悪くなるので(ただハサミで切られてしまうような弱い鍵、例えば100均のケーブルロックなんかはやめたほうがいいです)。
僕はサブにワイヤーロックを使っています。
ちなみにサドルバッグを購入して2本とも中に入れておけば、出かけるたびにいちいち鍵を持ち出す手間や、忘れる危険性がなくなるので本当に便利です。
僕のお気に入りはBV サドルバッグ。安いのに頑丈で、購入から1年以上経った今でも問題なく使えています。
BV サドルバッグの詳しいレビューはこちら。僕の乗っているジオスミストラルはもちろん、他のクロスバイクにもマッチします。
長時間駐輪するときは、これら2本の鍵でクロスバイクの前輪と後輪をロックしてください。
こうすることでホイールの盗難を防ぐのはもちろん、何よりまず泥棒に、「あ、この自転車は面倒くさいな」と思わせることが大事です。
なぜならそう思わせれば、そのクロスバイクはほぼ間違いなく標的から外れるからです。泥棒だって、もっと盗みやすい他の自転車を探したほうがずっとリスクが少ないわけなので。
2. 地球ロックをする
鍵をかけるときは、チェーンロックを使ってなるべく地球ロックをしてください(これも基本中の基本ですね)。
地球ロックとは、駐輪場のスタンドやガードパイプなどに鍵で自転車を繋いでしまうことです。
こんなふうに↓
ロードバイクより重いとはいえ、肩に担げる程度にクロスバイクは軽いです。なので、いくら前輪後輪をロックしていても、そのまま持っていかれる可能性があります。
きっちり地球ロックをして、それを防ぎましょう。
地球ロックの注意点は、上の画像のように自転車のホイールではなくフレームを繋ぐこと。ホイールだけ繋いでも、そのホイールをクイックリリースで外して、車体だけ持っていかれる可能性があるので。
3. 鍵を地面に付けない
チェーンロックを破壊する場合、泥棒は十中八九、ボルトクリッパーを使います。
うーん、ゴツい。
けれどこのゴツい器具でも、チェーンを切断するにはそれなりに時間がかかります。
ただチェーンが地面に付いてると、ボルトクリッパーも地面に置いててこの原理を利用できるので、チェーンを切断されやすくなってしまいます。
こちらがダメな例↓
チェーンロックが地面に触れそうになってますね。ボルトクリッパーを紙の裁断機みたいに使って、この部分が狙われるわけです。
というわけで、
鍵はこんなふうに、なるべく高い位置でかけるようにしてください。
4. 人目につく場所に自転車を停める
出先では、自転車はなるべく人目につく場所に停めてください。何気にこれ、かなり重要です。
泥棒は人目につかず、時間をかけて作業したいもの(何しろ、あんなゴツいボルトクリッパーを使うわけですから)。なので人目につかない場所に停められた自転車は、それだけで狙われやすくなります。
例えば、
こういう建物の裏手の、人目の少ない駐輪場はあんまりよくないですね。
逆に、
こういう建物の表側の、人目の多い駐輪場は、狙われるリスクが格段に低いです。ここでボルトクリッパーを持って作業していたら、即通報です。
出先では、なるべく人目につくところに停めましょう。ぶっちゃけこれを守るだけでもかなり効果があります。
5. 自宅では自転車カバーを利用する
4.と矛盾するようですが、自宅ではなるべく人目につかないところに停めたほうがいいです。
自宅に停めていたクロスバイクが盗まれる場合、夜にやられることがほとんど。つまり泥棒は昼のうちに物色し、目星をつけておいて、夜になったら盗みにやってくるわけです。
なので、まず泥棒に、「この家には自転車があるな」と悟らせないことが大切です。
もちろんどうあっても盗むことのできない室内での保管が一番ですけど、家庭の事情でそうもいかないという人もいると思います。
その場合、クロスバイクに自転車カバーをかけておくのがおすすめ。外からぱっと目につかなくなるので、泥棒に見つかるリスクを格段に下げられます。あと車体の保護にも効果的なので、愛車を長持ちさせられますね。
僕はこのOhuhu自転車カバーを使っています。
頑丈でかけやすく、めちゃくちゃおすすめ。詳しいレビュー記事はこちらです。
もちろん自宅でも、通りなどから目につく場合は地球ロックをお忘れなく。
まとめ
クロスバイクは5万円以上もするスポーツバイク。ちょっとばかり面倒くさがったり、費用をケチったりして盗まれてしまうのも悔しい話です。
クロスバイクに乗るすべての人にそんな思いをしてもらわないよう、5つの盗難防止対策を紹介しました。一応これを実践しているおかげか、僕はクロスバイク購入から一度も盗難には遭っていません。
どの対策も費用はそうかからないし、すぐにでも取り入れられるものばかりなので、ぜひ実践してみてください(最低でもチェーンロックの1本ぐらいは絶対に購入したほうがいいと思います)。
購入は実店舗がベストだと思いますけど、ネットの場合はワイズロードオンライン さんも一度覗いてみたほうがいいと思います。20%オフぐらいの激熱なタイムセールを結構頻繁にやってくれるので、いいものがよりお得に買えるかも。
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