プロも実践!クロスバイクのサドルの高さを簡単に割り出す方法! – チャリでススメ!

プロも実践!クロスバイクのサドルの高さを簡単に割り出す方法!

メンテナンス

こんにちは、スティーブです。

クロスバイクはサドルの高さが数ミリ違うだけで、乗り心地がまったく違うもの。最適な高さに調整すると、本当にするっと漕ぎ出せるし、乗り続けるのが抜群に楽になります。

なのに街中で、「あ、乗りにくそうな高さで走ってるなー」って人、結構見かけるんですよねえ……。

というわけで今回は、サドルの最適な高さを簡単に割り出す方法を紹介します。

ちなみにこれ、ジャイアントストアの店員さんから聞いたやり方なのでプロのお墨付きです。しかも超簡単!

クロスバイクの簡単なサドルの合わせ方が知りたい人はぜひ参考にしてください。

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サドルの調整にはアーレンキーが必要

ちなみに、サドルの調整にはアーレンキーが必要です。いわゆる六角レンチのことですね。

サドルのの調整はもちろん、ブレーキシューの位置調整や交換ほか、クロスバイクに乗っていると必要になることがかなり多いので、一つ持っておくことをおすすめします(逆にこれさえあれば、クロスバイクのほとんどのパーツを好きにイジることができます)。

ちなみに、僕が使っているのはこれ↓

 

使いやすいし、きちんと管理すれば錆も浮かないので、ガチでおすすめです。

サドルの最適な高さを簡単に割り出す方法

それでは実際に、僕の愛車であるジオスミストラルで試してみたいと思います。

ミストラルのレビュー記事はこちら↓をどうぞ。

 

1. サドルを腰の高さで仮止めする

クロスバイクのサドルは、こんな感じのボルトで固定されています。

 

そこへ、こんなふうにアーレンキーを差し込みます。

 

この状態で反時計回りに回せば、ボルトをゆるめられます。普通のネジと一緒ですね。

ボルトがゆるんだらサドルを上下に動かすことができるので、まずは自分の腰より少し低めの位置に調整して、軽く締めます。

ちなみにこのときはまだサドルの仮止めの状態なので、ある程度しっかり締めるだけで大丈夫です。

2. ペダルをシートチューブの延長上に持ってくる

次に、ペダルをシートチューブの延長上に持ってきます。

 

わかりますかね?

シートチューブ、クランク、ペダル、これらがまっすぐになっていると思います。

なにゆえこの位置なのかというと、ペダルがちょうど上死点と下死点(クランク機構で回転力が発生しない地点のうち、最も高い位置と低い位置)に来るからなんですけれども……ひとまず騙されたと思って(爆)、この位置にペダルを持ってきてやってください。

3. 土踏まずをペダルに乗せ、脚がピンと伸びる高さにサドルを調整する

続いて、そのペダルに土踏まずを乗せ、脚がピンと伸びる高さにサドルを調整していきます。

 

わかるでしょうか。

ペダルに乗せているのは土踏まずです。そうしたとき、左脚がピンと伸びています。こうなるように、サドルの位置を調整してください。

ちなみに地面に足がつかないはずなので、反対側(この場合は右側)に脚立などを用意するか、なければ歩道の縁石のそばなどでやってみてください。キックスタンドに体重をかけると壊れる可能性があるので、くれぐれも要注意。

サドルに乗ったり降りたりして微調整を繰り返して、「あ、いい感じだな」となったらお次にどうぞ。

4. 足の指の付け根をペダルに乗せる

今度は同じ位置のペダルに、足の指の付け根を乗せます。

 

すると、どうでしょう? これまでピンと伸びていたはずの脚がほんの少しだけ、くの字に曲がった状態になります。

ちなみにこの状態でペダルを一番下まで回すと、

 

こんなふうに、再び脚がピンと伸びます。

このサドルの高さこそが一番楽にスポーツバイクを漕げる最適な位置です。漕ぐときは、常に指の付け根をペダルに乗せるようにしてください。

ちなみにこのサドル高だと、先の通り地面に足が届かないと思います。

なので、クロスバイクに乗り降りするときには、まずトップチューブを跨いで、その状態で片足をペダルに乗せ、地面を蹴って漕ぎ出します。降りるときは、その逆の手順で(スポーツバイクの基本ですけど、結構このことを知らない人も多い気がします)。

……とはいえ。

まだクロスバイクに慣れてなくて怖いという人や、信号で停止するときに座ったまま足が着かないのは嫌だという人は、少しサドルを下げてみるのもいいと思います。

ぶっちゃけごりごりのスポーツバイクとしての使い方より、気楽に街乗りする人のほうが多いと思いますし。

あとは走りながら微調整を繰り返してみてください。

ただ個人的には、圧倒的に漕ぎやすいし疲れにくいので、本来の最適な高さがおすすめですね。

前後位置の調整も

ちなみにクロスバイクは前後位置も調整できます(わりと見逃されがち)。

こちらは、クランクが水平になっているときの膝の位置とペダルの中心が垂直になるように調節します。

ただこちらも結構好きずきでして、例えばアップライトな姿勢で乗りたい人は、サドルを前目に調整したほうがいいと思います。

 

実際、僕はめいっぱい前に出してますね。

ただそうした場合、クランクの上死点と下死点がずれるので、もう一度高さを微調整したほうがいいかもしれません。

まとめ

最適な高さに調整すると、乗り心地がまるで違う!

 

サドルを最適な高さに調整すると、乗り心地がまるで違います。

まだ試したことのない人、どうも乗り心地がしっくりこない人は、ぜひ試してみてください!

 

※追記 クロスバイクの乗り心地はタイヤの空気圧でもかなり変わります。まだ未調整の人はぜひこちらの記事↓も参考にしてください。

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スティーブ

東京で10年暮らしたあと、故郷の島根にUターンした街乗りサイクリストでプチミニマリスト。好きなものは本とコーヒー、ラーメンと酒、サッカーと自転車。愛車はGIOS MISTRAL(白)。

当ブログでは街乗り向けクロスバイクのあれこれや、地元島根のライドコース、自転車で行ける美味しいお店などを楽しみながら紹介しています。

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