こんにちは、スティーブです。
自転車用のレインウェアで、ついに現時点で最高の一着に出会ってしまいました。
その名は、ワークマン「R-006 透湿レインスーツSTRETCH」。
お値段、なんと4,900円(税込)!
そのコスパのすばらしさをたっぷり紹介します。さあ見てもらおうか、ワークマンの性能とやらを!
自転車用レインウェアの条件
1. 満たすべき4つのポイント
ロードバイクやクロスバイクのレインウェアとかレインコートって難しいですよねー。僕もクロスバイクに乗り始めたときは、「ビニール袋を人型にしました」みたいな安いレインコートを使っていました。けど、これがだぼだぼしてペダルが漕ぎにくいわ、後方確認がしにくいわ……。おまけに汗で蒸れるし、襟元や袖口からばんばん雨が吹き込んでくるし、しまいには裾の折り目から裂けてしまって、結局三ヶ月ぐらいで使うのをやめました。なので、
- 耐水性があること
- 蒸れないこと
- 動きやすいこと
- 頑丈であること
この4つのポイントを満たしたレインウェアはないもんかいな、と探していたわけです。
2. どれぐらいのスペックがあればOK?
とはいえ、具体的にどれぐらいのスペックがあればOKなのか?国内自転車メーカーの雄でもあるブリヂストンのサイトに、こんな表記があります。
レインウェアの耐水圧、透湿性とは?
「耐水圧」とは、生地にしみこもうとする水の力を抑える性能数値。レインウェアの生地が、どれくらいの水圧に対して耐えられる防水性を持っているかを表します。
例えば、耐水圧20,000mmであれば、生地の上に1cm四方の柱を立て、柱の中に水を入れて20,000mm(20m)までの高さに入れた水の水圧に耐えられるということになります。(JIS規格)一般的な目安は、下記のようになります。
20,000mm — 嵐
10,000mm — 大雨
2,000mm — 中雨
300mm — 小雨
●傘の耐水圧:250mm程度
●体重75kgの人が濡れた場所に座った時の圧力、約2,000mm
●濡れた場所へ膝まずいている時の圧力、約11,000mm一般的にレインウェアを選ぶ目安として、小雨や小雪を凌ぐ程度であれば
5,000mm、スキーやゴルフは雨、雪にさらされるので最低10,000mm以上、登山などは命にかかわるので最低でも20,000mm以上が必要と言われているそうです。上記の数値は初期の耐水圧ですので、繰り返しの洗濯や使用時の摩擦によって機能は少しづつ低下しますので、永久ではありません。
「透湿度」とは、生地1㎡あたり、24時間で何gの水分を透過した(外に出す)かを示した数値。衣服内の水滴にならない蒸気状態の汗を、生地が透過させる(外に出す)度合いを表します。例えば、透湿度20,000g/㎡/24hであれば、1日(24h)で1平方メートルあたり、20,000g(20kg)の水蒸気の汗を透過する(外に出す)能力があるということになります。
一般的な発汗量の目安(体質や季節によって異なります)
大人安静時で1時間あたり:約50g
軽い運動で1時間あたり:約500g
ランニング等の激しい運動で1時間あたり:約1,000g、●透湿度の目安
蒸れにくさ:最低でも5,000g以上、できれば8,000g以上
ベトベトなりにくさ:最低でも10,000g以上、できれば20,000g以上
あーそういうことね 完全に理解した←わかってない
……とやりたくなりますけど、ちょっと頑張って考えてみると。
「10,000mmが大雨に相当」「スキーやゴルフで10,000mm以上必要」なので、自転車での通勤や通学、サイクリングも同様のスポーツだと考えて、必要耐水圧は10,000mm。
「ランニング等の激しい運動で1時間あたり約1,000gの発汗量」なので、自転車も同様(略)と考えて、必要透湿度は1,000g。
まあぶっちゃけ1時間も休みなくぶっ続けで街乗りするか? という疑問はありますけど、要求水準は高めに見積もって損はありません。
つまり、
透湿度/1,000g
これだけのスペックがあれば、クロスバイクを街乗りする上ではOKということになります。
3. ゴアテックスは高価すぎる
ゴアテックス
という素材があります。
高い耐水圧と透湿性を併せ持つ素材で、これで作られたジャケットは7,000m級の登山にも使われたりします。
例えばこれとか↓
耐水圧45,000mm、透湿性13,500gというお化けスペック。これならたしかに申し分ありません。
……ただね、とにかく高価いんですよ。
まあ高級素材を使用してるんだから当たり前といえば当たり前なんですけど、正直雨ガッパに20,000円はちょっとという感じで……あ、上下別? じゃあ40,000円かー。なるほどなー。
さすがにこれはオーバーだとしても、先述の要求水準を満たそうとすると、どうしても10,000円を超える製品が一般的で、「まあ、やっぱそれぐらいは出さないとダメだよなあ」と僕も半分あきらめてました。
そう、そんなときでした。ついに見つけたんですよ、こいつを!
ワークマンR-006 透湿レインスーツSTRETCH
1. R-006はこんなレインウェア
出典:ワークマン
「ワークマン」
といえば、過酷な環境下での作業服・用品の大型専門ブランド。その高機能さと低価格さゆえ、本来のターゲットである作業員はもちろん、モータースポーツ愛好者からも「いいジャケットが欲しい? ならワークマンに行け」と言われるほど熱く支持されています。
実際2015年頃、「イージス」というジャケットがその防寒性と耐水性からバイカーの間で火がつき、たちまち売り切れてしまった、なんてことがありました。
そして、このR-006 透湿レインスーツSTRETCHも、「なんか恐ろしくコスパのいいレインウェアがあるんだけど」と一部のサイクリストの間で話題になっていたわけです。
というわけで、まずはその実物をじっくりご覧あれ。
僕は身長180cm、体重65kgで、LLサイズ。雨でも目立つレッドを購入(写真だと光のせいでちょっと淡く見えますけど、実物は商品画像の通り鮮やかな赤です)
上下ともに丈や袖、裾の長さはぴったり。身幅は適度に余裕があり、そのままでもOKだし、冬は中に何か着込むことも可能。
見た目もシュッとしていて、いわゆる「カッパ感」がなくスポーティーな雰囲気です。
続いて、正面とフード部分。
正面の止水ファスナーは口元まで覆ってくれるので、襟元から水が入ってくるなんてこともありません。フードは使わないとき、ベルクロテープで後ろにまとめておけます。
続いて、中の裏地。
縫い目は上からシールドされてるので浸水の心配なし。
肩回りや脇は立体的に縫製がされていて、腕もぐるぐる回せます。
そして、胸ポケット。
正面と同じ止水ファスナーで、水の侵入をがっちり防ぎます。
お次は、袖。
袖口はベルクロテープで絞れます。
こんなふうに。
おかげで袖からの浸水の心配もなし。
そして、サイドポケット。同じものが左右にあります。
ここには折り返しのガードとファスナーが付いています。
ガードをめくって、ファスナーを開ける仕組み。
そのポケットの裏地。
こちらもしっかり縫製&シールドされてますね。
ジャケット下部。ゴム仕様になっていて、パンツの部分にぴたっとくっつきます。
ジャケットのバック。
右肩甲骨辺りに「フィールドコア」の反射材があって、光を当てるとかなりはっきり輝きます。暗い夜道でも心強いです。
続いて、パンツ。
腰回りのゴムはしっかりしていてずり落ちる心配なし。中はさらりとしているので、つっかえることなくするっとはけます。
パンツの足首部分。
裾にはボタンが付いていて、これをパチンと留めると、こんなふうに絞ることができます。
ボタンを留めて絞った裾(左)と、そのままの裾(右)。おかげで自転車を漕いでも、裾がチェーンに巻き込まれる心配はありません。
収納袋も付属。
サイズは縦22cmの直径13cm。丸めて綺麗に持ち歩けます。
2. 充分以上のスペックで、4つのポイントすべてを満たしている
さっき考察した通り、クロスバイクの街乗りに必要なスペックは以下の通りです。
透湿度/1,000g
そして、R-006 透湿レインスーツSTRETCHの公式スペックはこの通り。
透湿度/5,000g
耐水圧は綺麗にクリア。透湿度にいたっては、まさかの要求水準の5倍の強度です。
なので、4つのポイントのうち、
- 耐水性があること
- 蒸れないこと
この2つはOK。
では、残るもう2つ、
3. 動きやすいこと
4. 頑丈であること
これらはどうなのか? それについてはこちらをご覧ください。
まさかのブレイクダンスです。
自転車を漕ぐよりも圧倒的に激しい動きで、動きやすさ、頑丈さ、ともにOKでないわけがありません。
というわけで……おお! 4つのポイントをすべて満たしてくれているじゃありませんか! やったぜ!
3. 実際に一年間使ってみて
結論から言うと、本当にいいですこれ。
耐水性はやっぱりかなり高く、ジャケットの袖とパンツの裾も絞れるので、クロスバイクで土砂降りの中を走ってもまったく水が入ってきません。
そもそも雨どころか風も完璧にシャットアウトしてくれるので、真冬の雪の日にも使用できました。
タイトな細身の作りなので、風をはらんでバタつくこともないし、横風が強くても安心。もうちょっとフードを絞りやすくしてくれれば、なおよかったかなとは思いました。
一年経って撥水性はさすがに多少落ちてきてますけど、防水スプレーを吹きかけるとすぐに復活します。使ったあとバサバサと振ってから干しておけば、あっという間にサラッサラに乾きます。
透湿度が高いおかげで、安いレインコートにくらべれば、快適さは雲泥の差。20kmの距離を一時間ぐらいで走ったりするとさすがに蒸れますけど、まあこれは誰でも汗だくになるのでどうしようもないです。
ストレッチ素材が使われていて、肩回りも立体的な縫製がされてるので、後方確認もしやすいです。パンツもペダルを漕いでいて膝が突っ張ったりすることはありません。
頑丈で、一年たった今でもほころび一つなしです。
……うーん、改めてすンばらしい製品ですね。
まとめ
これが4,900円ってマジですごくないか?
通勤や通学でクロスバイクやロードバイクを利用していたりする人にとって、レインウェアは必需品です。
そういう人たちに、このワークマン「R-006 透湿レインスーツSTRETCH」は本当にいいと思います。というか、これが4,900円(しかも税込み!)というのはコスパ的にマジですごい。
たしかにカッパに4,900円と考えると、それでもまだちょっと高価いと思えるかもしれません。けど機能性は折り紙つきだし、何より本当に頑丈で長く使えるので、変なものを買ってすぐだめにするよりは圧倒的にお得なんですよね。
しかもこちらの透湿レインスーツ、楽天市場やyahoo!ショッピングでもさくっと買うことができるのでマジで便利です。
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自転車用のレインウェアを探している、あるいは、まだ持ってないという人はぜひ。
雨の日の自転車も、こいつがあればもうOKです。
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