テクトロのブレーキは効かない?十分?個人的な評価をレビュー

パーツ・カスタマイズ

グッドアフターヌーン、スティーブです。

クロスバイクを購入しようと思ってネットで情報をあさっていると、

「TEKTRO(テクトロ)のブレーキは効かないからやめとけ」

ときどきこんな辛口の評判を見かけることがあります。

この物言い、はたして正しいのか否か? 結構気になる人も多いんじゃないでしょうか。

今回はクロスバイクに付属したテクトロのブレーキについて、個人的な所感や評価をレビューしたいと思います。

テクトロはエスケープR3にも使われているブレーキなので、購入を考えている人はぜひ参考にしてください。

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テクトロのブレーキとは?

※画像はイメージ

そもそも「テクトロのブレーキ」という、このざっくりした文言は一体何なのか?

テクトロ台湾のブレーキメーカーです。

キャリパーブレーキ、Vブレーキ、ディスクブレーキなどを製造し、それを世界中の自転車メーカーに輸出しています。TRP(「Tektro Racing Products」の略)という高級なレーシングラインも持っていて、メーカーとして信用できないなんてことは全然ありません。

ただ自転車メーカーが完成車のコストカットを図るとき、このテクトロ製の中でも比較的廉価なブレーキが採用されることが多く、それをして、

「効かないからやめとけ」

とか言われたりするわけです。

けれどこれ、はたして本当なの? という話なんですけども。

アリかナシかで言えば全然アリ

 

まず先に結論めいたものを言ってしまうと。

僕は、「クロスバイクならテクトロのブレーキは全然アリ」だと思っています。

なぜか? はい、以下その理由の解説をば。

1. ロードバイクにはキャリパーブレーキが搭載されている

まずはちょっとロードバイクの話から。

初心者向けロードバイクに搭載されているブレーキは、基本的にキャリパーブレーキです。

キャリパーブレーキは構造的に引きしろが短く、繊細なスピードコントロールに優れています。反面、Vブレーキやディスクブレーキにくらべて制動力が低いことは否めません。

そして一部の初心者向けロードバイクには、往々にしてテクトロ製の廉価キャリパーブレーキが採用されています。

例えばこれとか。

出典:TEKTRO

僕はテクトロ製のキャリパーブレーキが搭載されたロードバイクに乗ったことがないので、ぶっちゃけそれについての具体的な評価はできません。

ただかなり大勢の人が、

「テクトロの廉価キャリパーブレーキはおすすめしない」

「悪いこと言わないから、シマノの105にしとけ」

と言っているのはたしかです。

この辺りの評判が、

「テクトロのブレーキは効かないからやめとけ」

という文言で拡散して、広くネットに流布しているわけで。……いやー、ネットの反応はいつの世もダイレクトですな。

とはいえ、現状問題にしたいのはクロスバイクについて。はたしてそちらはどうなのかというと。

2. そもそもクロスバイクはVブレーキなので制動力に不安はない

初心者向けクロスバイクには、大抵Vブレーキが搭載されています。

出典:TEKTRO

これはテクトロ製の廉価Vブレーキです。アームがやや短い、ミニVブレーキ(あるいはショートVブレーキ)と呼ばれる製品で、かの日本一売れているクロスバイク、ジャイアントのエスケープR3にも採用されています。

そもそもVブレーキは、シマノがMTB用に製品化したブレーキシステムです(英語圏では「リニア・プル・ブレーキ」と呼ばれているけど)。キャリパーブレーキはタイヤとブレーキアーチの間が狭く、そこに泥が詰まったりしやすかったので、タイヤ・アーチ間のクリアランスを広く取れるブレーキを、というコンセプトで開発されたものです。

たしかにこうしてくらべると一目瞭然ですね。

 

ただそんなVブレーキ、実はもう一つ別のメリットがあります。

それはアームが長くて「梃子」の作用が大きい分、キャリパーブレーキよりも制動力が高くなるということ。

なので、テクトロの廉価ブレーキでも、Vブレーキなら制動力そのものにそう不安はないと僕は考えています。

実際「RX1」が採用されたエスケープに乗ったことがありますけど、スピードを出したら車体が止まらないなんてことはまったくありませんでした。

そもそもロードバイクにくらべてクロスバイクはスピードが出ないので(あくまで比較的ですが)、ブレーキ性能の要求水準もべらぼうなものにはならないですし、この所感は決して的外れじゃないはずです。

3. 一応の注意点も

とはいえ、一応の注意点もあるにはありまして。

テクトロのVブレーキはパーツの剛性が低いのか、あるいはメカニカルロスが大きいのか、シマノ製にくらべるとブレーキの引き心地がくにゃりとしています。

なので、「ブレーキシューがリムを掴む感触」がレバーを通していまいち伝わってきづらく、ブレーキングやスピードコントロールに多少の慣れがいるかも、とは感じました。

まあ慣れてしまえば問題ないとは思いますけど、このクセが「なんか気になる」「肌に合わない」という人もいるかもなので、念のために。

まとめ

 

どのパーツもそうですが、特にブレーキは命にかかわるので、おかしなものは使いたくないのが正直なところ。

ただ繰り返しになりますけど、クロスバイクの場合、テクトロのVブレーキは決して悪いものじゃないし、全然アリなので神経質になる必要はありません。

まあそれでも気になるという人は、いっそブレーキを取り替えるのもアリだと思います。あとから好きにパーツをいじって愛車をカスタムできるのが、クロスバイクの魅力の一つなので。

シマノのVブレーキは制動力もタッチもしっかりしているし、この辺りのグレードなら価格も安価なのでおすすめです。

 

あるいは最初から、シマノのVブレーキが搭載されたクロスバイクを購入するのもいいと思います。

僕も乗っているGIOS MISTRAL(ジオスミストラル)は、シマノのブレーキで価格もコストカット車と変わらないので、全力でおすすめです。

 

まあ結局は本人の納得が何より大事。ぜひ参考にしてください。

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