こんにちは、スティーブです。
ただいま人気急上昇中のラーメン店『米子さっかどう』さんに行ってきたので、その食レポをお送りします。
(「おう、ここで紹介するのは島根のグルメだろ。いつから米子が島根になったんだ?」というツッコミもあるかもしれませんが、米子も松江から行動圏内ということでなにとぞお許しください(笑))
ともあれ、なかなかよそではお目にかかれない、濃厚かつ上品でハイレベルな一杯が味わえました。
『米子さっかどう』とは
『米子さっかどう』さんはもともと横浜に本店があるお店で、米子の店舗は三店目なんだそうな。
すっきり濃厚な煮干しの風味が味わえる濃厚煮干し蕎麦をはじめ、
- オマール海老蕎麦
- 濃厚烏賊ワタ蕎麦
など、よそではなかなかお目にかかれないユニークなラーメンが取り揃えられています。
さらに『米子さっかどう』さんは、
- 「蕎麦前」、すなわちラーメンの前に、あるいはラーメンを食べながら、一緒に酒を楽しむ、というコンセプトを掲げていること
- 替え玉ならぬ「和え玉」が用意されていること
なども特徴。
ラーメン好きにはもちろん、呑み助にもたまらないお店になっています(笑)
営業時間
営業時間は以下の通り。
月~土/昼夜営業(11:00〜14:30 LO 14:00 19:00〜25:30 LO 25:00 )
日/昼営業( 11:00〜14:30 LO 14:00 )
定休日なし
以前は基本的に夜営業でしたが、2020年3月から日曜以外は昼夜営業、さらに定休日なしになりました。
お知らせ|営業日の変更について
日頃より米子さっかどうをご利用いただき、誠にありがとうございます。
3月以降の営業日を写真のとおり変更させて頂きます。
変更点は、
❶平日ランチの開始
❷土曜日ランチの再開
❸定休日の廃止
※日曜日の夜のみ休業
の3点です。 pic.twitter.com/5AvH8G8qia— 米子さっかどう【公式】 (@hechiban0622) February 26, 2020
アクセス
お店の場所はこちら。
米子市角盤町の、少し細い通りの中にあります。
最寄りの駐車場はこちら。
『米子さっかどう』さんと同じ通り、歩いて30秒もないすぐ近くにあります(僕もここに停めました)。
自転車なら通りのどこかに停められるかなあ……。電柱なんかを利用すれば地球ロックは可能だと思いますが、通りを塞がないように注意しましょう。
上品かつ濃厚なラーメン
では、さっそくお店へ。
お店の写真を撮り忘れるという痛恨のミスを犯してしまったので、ストリートビューです(泣)。
この右手の奥のドアが『米子さっかどう』さん。
ほんの少し入りにくい雰囲気ですが、中に入ると、
ものすごくお洒落な佇まい!
黒と木目を基調にした内装は華やかながら落ち着いていて、和風バーのような雰囲気です。席は、カウンター席が10席、テーブル席のある個室が2つでした。
お昼営業のメニューはこちら。
僕は「オマール海老蕎麦」、連れは「濃厚煮干し蕎麦」を注文しました。
10分ほど待って、届いたのがこちら。
「おお……!?」
オマール海老蕎麦は、この時点ですでに、どんぶりから海老の風味が濃厚に立ち昇ってきました。
「え、これ、ロブスターが丸々一匹スープに溶け込んでない?」と思えるぐらいに。
期待とともに、まずはそのスープから飲んでみると。
すごく上品!
濃厚。本当に濃厚です。最初の一口から、鼻腔に抜ける香り、そしてたっぷりと残る後味。すべてが海老一色です。
なのに臭みやエグみはまったくありません。そしてただ濃いわけじゃなく、出汁がしっかり海老を下支えしていて、重層的で、とにかく上品な濃厚さなんです。
新鮮な驚きとともに、今度は麺をすすってみると。
「うーむ……しっかり食べ応えあり」
細目のストレート麺はしっかりコシがありつつ、喉越しもつるつるしていていい感じ。スープが濃厚なので、細麺によくからみます。
どんぶりの中央には、美しい薔薇のようなチャーシューが。
これを広げると、流行りのレアチャーシューが二枚でした。
おもむろに箸で口に運ぶと、
「あーこれこれこれ! こういうのもっとちょうだい!」
たちまちやわらかい肉の旨味が広がります。
そんな調子であっという間にラーメンを平らげながら、ある程度のところで「和え玉」を注文しました。
こちら、「牡蠣の和え玉」です。
和え玉は、味を付けた汁なし油そばのことで、『米子さっかどう』の売りの一つ。
(和え玉が上がるまでに3分はかかった気がします。ラーメンを1/4から半分ぐらい残した状態で、早めに注文すると待たずに食べられてベターです)
メニューでも説明されている通り、この和え玉には3段階の食べ方があります。
まず第1段階はそのまま。和え玉をぐるぐるとかき混ぜて、そのまま食べます。
「え、うわ美味!?」
正直これには驚きました。
油そばというよりも、濃厚な牡蠣のクリームパスタを食べているような感じでした。
夢中で食べたところで、今度はさらに和え玉の第2段階。これをつけ麺にしていただきます。
さっきの海老蕎麦のスープに、牡蠣の和え玉の麺をつけていただくと。
「濃厚な海老と牡蠣のハーモニーや……!」
と、言えればよかったんですが。
ちょっとこの場合は海老の風味が牡蠣に勝ってしまったかな(笑)。
連れが注文した「濃厚煮干し蕎麦」のスープにつけたほうが、牡蠣の風味もしっかり立っていて美味しかったですね。
ちなみにこちらが濃厚煮干し蕎麦。『米子さっかどう』のスタンダードです。
ともあれ、最後に第3段階。残った麺をすべてインして、ラーメンを味変します。
やっぱりスープの海老が強い(笑)。
いや、すごく美味しかったんですけどね。やはりオマール海老と牡蠣では、ちと海老のほうが風味が強かったです。
和え玉をスープにからめて味わいたいときは、スタンダードな煮干し蕎麦のスープが一番違いがよくわかるかもしれません。
ともあれこの和え玉は、和え玉の種類とスープの組み合わせで幾通りもの楽しみ方ができるので、何度もリピートしたくなる魅力にあふれています。
最後まで美味しく、そして楽しくお腹もいっぱいになって、大満足でした。
まとめ
『米子さっかどう』さんのラーメンの特徴は、よそでお目にかかれないユニークな濃厚スープ、そして和え玉。
「オマール海老蕎麦」のスープははっとするほど濃厚かつ上品で、間違いなく一食の価値ありのハイレベルな一杯です。
そこへ来て、和え玉との組み合わせ次第で作れる何通りもの味わいが奥深く、何度もリピートしたくなる魅力にあふれています。
今度はぜひ夜にお邪魔して、濃厚烏賊ワタ蕎麦を肴に一杯やりたいと思います。
美味くてユニークなラーメンに興味がある人はぜひ!
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