ボンジョルノ、スティーブです。
クロスバイクを買って一番多くこなすメンテナンスはずばりタイヤの空気入れ。
ただタイヤごとに適正な空気圧が違っていたり、単位がいろいろあったりで、
「結局どれだけ空気を入れればいいの?」「どれぐらいの頻度で入れればいいの?」
という人も多いと思います。
今日はクロスバイクの最適空気圧を考え、こうしとけば間違いないというおすすめ空気圧や空気入れの頻度を紹介したいと思います。ぜひ参考にしてください。
まずはタイヤの表記を確認
クロスバイクはタイヤごとに適正な空気圧が定められています。
タイヤに表記があるはずなので、まずはそれを確認してください。
僕のGIOS MISTRAL(ジオスミストラル)に標準装備されているKENDAの700×28Cタイヤを見てみると、
ご覧の通り、
MIN.50-MAX.85psi 3.5-6.0bar 350-800kPr
という表記がされています。
つまり僕と同じジオスミストラルに乗っている人は、
「50psiから85psiの間で空気を入れてください」
ということになります。
こちらは空気圧の単位早見表です。
bar | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
psi | 15 | 29 | 44 | 58 | 73 | 87 | 102 | 116 | 131 | 145 |
気圧 | 0.99 | 1.97 | 2.96 | 3.95 | 4.94 | 5.92 | 6.91 | 7.90 | 8.88 | 9.87 |
kPa : キロパスカル
psi : ピーエスアイ
bar : バール
1bar=100kPa
1bar=14.2psi
とはいえ、「50psiから85psiの間で」と言われても、「いや、その間のどこにしとけばいいの?」と思う人もいると思います。
では、一体どこが最適空気圧なんでしょうか?
限界まで空気を入れるのはNG?
シティサイクル(いわゆるママチャリ)なら、タイヤがパンパンになるまで空気を入れておいてもOKでしょう。ただクロスバイクの場合はちょっと事情が違います。
たしかに適正な空気圧の限界まで入れておけば、より長く空気入れをしないで済むし、いわゆる空気圧が低下した状態で起こるリム打ちパンクのリスクも低減します。
ただ路上の凹凸をダイレクトに拾うので、サドルの突き上げがキツくなって、お尻が痛くなりやすいです。
さらにパンパンのタイヤは反発力が増す分、グリップ力は低下するので(車体が跳ねて路面を捉えにくくなるため)、加速や減速などの走行性能も低下します。
こんな具合なので、適正な空気圧の限界まで空気を入れるのはNGとは言わないまでも、個人的にはあんまりおすすめしません。
(サドルの突き上げでお尻が痛い人には、一応こういうサドルクッションもあります↓)
最適空気圧は中間より少し下
ずばり結論を言ってしまうと、僕はクロスバイクの最適空気圧は、適正な空気圧の中間より少し下だと考えています。これぐらいが走行中のコンディション、空気入れの頻度、諸々を勘案した上でベストではないかと。
たとえばミストラルであれば、適正な空気圧は「50psiから85psiの間」。
よって最適空気圧は、その中間より少し下の、
「60psi前後」
ということになります。
ちなみに、僕の現在の走行距離は一日平均およそ3km。これで一週間経つと、ちょうど最低空気圧の50psi手前ぐらいになります。なので、空気入れの頻度も、
「一週間に一回」
となります。
この空気圧、この頻度での空気入れを始めてから二年間、一度もパンクはしていません。
もし走行距離がもっと長い人は、もう少し空気が抜けるのも早いはずなので、空気入れの頻度を上げてください。あるいはもう少しだけ多めに、空気圧幅の中間寄りまで(ミストラル標準タイヤなら65psiぐらいまで)空気を入れてもいいと思います。
結局のところ最適空気圧は走行距離と空気入れの頻度の兼ね合いになるわけですが、やはり適正幅の中間ぐらいまでに抑えたほうが、乗り心地の快適さを損なわないで済むはずです。
まとめ
クロスバイクに乗る上で、定期的な空気入れはもっとも大事なメンテナンスの一つ。なので、絶対に欠かすことはできません。
そのためには、無理なく空気入れができる頻度と快適な乗り心地を両立できる、自分にとっての最適空気圧を導き出してください。
クロスバイクの空気入れはどうしてもそこそこの頻度になるので、やっぱり自前のポンプを購入しておくのがベストだと思います。
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ちなみに僕が使っているはポンプ専門ブランドのGIYO(ジーヨ)。さくさく空気が入れられて、おすすめのフロアポンプです。
ポンプの紹介や、クロスバイクのタイヤへの空気の入れ方はこちら↓ あわせて参考にしてください。
定期的な空気入れで、ぜひトラブルのないクロスバイクライフを!
※追記 クロスバイクの乗り心地はサドルの高さでもかなり変わります。まだ未調整の人はぜひこちらの記事↓も参考にしてください。
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