ごきげんよう、スティーブです。
GIOS MISTRAL(ジオスミストラル)には、チェーンガード(チェーンリングカバーともいいます)が標準装備されていません。
そのままだとズボンの裾がギアクランクに引っかかったり、オイルが付いて汚れたりするので、あとからチェーンガードを取り付ける人も多いです。
ただ、なぜか一部のミストラルユーザーに「きちんとギアクランクに対応したシマノの純正ガードを購入したのに、ネジ穴の位置が違って取り付けられない!」という人がいます。
一体なぜ?
その理由と対策を紹介します。
ミストラルのギアクランク変更
1. ミストラル2017年と2018年モデルの違い
ミストラルの2017モデルには、「FC-M171」というギアクランクが使われていました。公式のカタログにそう表記されています。
一方、2018モデルからは、「FC-TY701」というセットに変更になりました。
なので、2017ユーザーは「FC-M171」用の、2018ユーザーは「FC-TY701」用のチェーンガードを購入しなくてはなりません。
とはいえ、もちろんそれだけなら何も問題ないはず。自分のミストラルに対応したガードを買えばいいだけです。
にもかかわらず、どうしてチェーンガードが使えないというユーザーが出てくるのか?
それは公式が発表していなかったまさかの事実があったからです。
2. 2017年の途中からギアクランクは変更されていた!
GIOS公式サイトやカタログでは、「FC-TY701」が搭載されたのはミストラル2018から、ということになっています。
が、実はミストラル2017の一部から、すでにギアクランクは「FC-TY701」に変更されていたんです。
どうやらメーカー側に「FC-M171」の在庫がなくなったため、順次「FC-TY701」にパーツ変更したようで。
つまり、一部のミストラル2017ユーザーが公式情報にのっとって「FC-M171」用チェーンガードを購入しても、実際に搭載されているギアクランクは「FC-TY701」なので、規格が合わず取り付けられなかった、というのがこのトラブルの真相なのです。
おいおい頼むぜ、GIOSのとっつぁん……。
対策
というわけで、対策は以下の通り。
自分のギアクランクの規格は要確認
自分のミストラルのギアクランクの規格をきっちり確認することが大切です。
これが2018モデル以降の「FC-TY701」
2019年モデルにも、このギアクランクが搭載されています。
注意すべきは中古や新古品で2017モデルを購入した人で、その場合カタログの「FC-M171」ではなく、このギアクランクが搭載されている可能性があります。
この「FC-TY701」の特徴は、アウターギアに4つネジ穴が空いているってことですね(「FC-M171」は小さなカバーでネジ穴が隠れてるので、一見ネジ穴がないように見えます)。
まとめ
というわけで、自分の購入したミストラルのギアクランクが上記と同じものなら「FC-TY701」を。
そうでない場合は「FC-M171」を購入すればOKです。
ぜひ参考にしてください。
ちなみにミストラルのチェーンガードの取り付けについては、僕自身もやってしまったある失敗があります。
その紹介記事はこちら。あわせてどうぞ。

……ところで。
今回は2017モデルに限った話でしたけど、こういった前例がある以上、以降のモデルでも、ひょっとするとどこかのパーツが告知なく新しい規格に変更される可能性がある、ということなんですよねえ。
パーツやアクセサリを購入する際には、事前にリサーチしておくことが大事だなあ、と痛感します。
まあジオスミストラルの場合、その手の情報がかなり検索しやすいというメリットがあるので、一応そこは助かりますね。
詳しくはこちら。
ただまあジオスさんも、こういう大事なことは早めに言っといてくださいよ、っていう。
※2020.4.30追記 ジオスミストラルは2020年モデルから、ギアクランクがさらにFC-TY501へ変更になりました。FC-TY501に対応したチェーンガードについては、こちらで解説しています↓
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